リートとは
リートってなんだろう
リートとは不動産投資信託のことをいい、Real Estate Investment Trust、略してREIT(リート)と呼ばれます。
リートは、多くの投資家から集めた資金でオフィスビル、住宅、商業施設、物流施設、ホテル、シニア住宅、インフラ施設等の不動産を購入し、賃貸収益や売却益などを投資家に分配する投資商品です。
株式投資信託や公社債投資信託の運用対象が不動産になったものと考えると分かりやすいでしょう。株式と同様に証券取引所に上場され、4桁の証券コードが割り当てられ、証券会社を通じて売買できます。
リートでは20万円から70万円前後の資金で投資が可能です。これまで個人では困難だった実物不動産への投資が、比較的小額な金額で投資できるようになりました。
リートのしくみ
リートには「会社型」と「契約型」の2つのしくみがあります。
一般にリートと呼ばれ、現在上場しているものは主に「会社型」になります。
(会社型)
会社型では、不動産への投資を目的とした「投資法人」という特別な法人を設立します。投資法人は有価証券である「投資証券」を投資家に向けて発行し、投資証券は株式と同じように証券取引所に上場され、証券会社を通じて売買ができます。こうして集められた資金で投資法人は不動産を購入します。
投資法人は不動産を保有・運用することだけを目的として作られた法人で、それ以外の業務を行うことが出来ません。投資法人の行う主な業務は、資産の運用・保管や投資証券の発行事務等ですが、ただし、投資法人は、これら資産の運用業務を直接行うのではなく、実際に運用を行うのは外部委託業者になります。
この外部委託業務の中で最重要なのが「資産運用会社」です。資産運用会社は、株式投信のファンドマネージャーと同じように、リサーチ、投資する不動産の選別、投資判断、取得・売却など、投資法人の実質的な運営に係わるほとんどの業務を行います。
(契約型)
契約型の場合は、さらに細かく委託者指図型投資信託と委託者非指図型投資信託の2種類に分かれます。
委託者指図型投資信託では、投資信託委託業者が不動産の選定・運用を行い、その指図のもとで、信託銀行が不動産を保有・管理することになります。発行され取引される証券は「受益証券」となります。
委託者非指図型投資信託では、資産の運用も資産の保有も、ともに信託銀行が行い、投資信託
委託業者は介在しません。発行され取引される証券は「受益証券」です。
リートの歴史
アメリカで1960年に誕生し、1990年代に急速に取引量を拡大しました。
日本では、2000年11月に施行された「改正投資信託法」により、投資商品としての取扱が可能に
なりました。そして、翌2001年9月に初のリートが東京証券取引所に上場されました。
日本のリートは、アメリカを含む他国の大多数のリートとは異なり、海外の不動産に投資すること
が事実上出来ない制度となっており、こうしたしくみの違いを区別するため、J-REIT(ジェイ・リー
ト)と特別に表記される場合もあります。